5,000円以下で蒸留器を自作した話~お子さんの自由研究にもオススメな簡単な蒸留器の作り方~

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皆さんこんにちは。

少しずつ自宅にハーブの種類が増えてきたので、前から蒸留器で<フローラルウォーター><精油>を自分で抽出してみたい!と思っていた夢をかなえることにしました。

この<フローラルウォーター><精油>を取る方法は何種類かあるのですが、「水蒸気蒸留法」というのが一番手軽で最も多く利用されている方法になります。

 

水蒸気蒸留法を利用するには、装置が必要なのです。

 

その装置を作った話と作り方をここに記していこうと思います。

 

ズバリ費用はいくら?

 

先にお伝えしましょう。

総額4,800円

でした。

厳密には3,333円なのですが、下に詳細を書いておきます。

  • 圧力鍋…3,333円(中古品・フリマアプリ)
  • シリコンチューブ…1,308円(アマゾン)※1
  • ワイヤーホースバンド…231円(アマゾン)※2

以上になります。

※1と※2はたまったポイントで購入したので、実質3,333円ということになります。

 

 

圧力鍋を使わずに普通のアルミ鍋を使うともっと安価に作ることができます。今回は圧力鍋を使ったので圧力鍋での方法です。

 

材料は?

 

お金かかりませんでしたというお話をしましたが、では必要な材料とは?

  1. 鍋(圧力でも普通の鍋でも◎圧力鍋の場合は必ず排気弁のあるものを用意してください)
  2. シリコンチューブ(お好みの長さ・銅管のサイズに合わせた内径のものを購入してください。かなり高温になりますので必ずシリコンチューブを使用しましょう。
  3. 銅管(軟銅管がオススメ)
  4. 銅管を入れる入れ物(金属でまいた銅管が入れば何でも構いません)
  5. ホースバンド
  6. シリコーンコーキング材
  7. ハーブを入れる時に蒸すのでザルとか蒸すための器具を用意しましょう。

はっきり言ってこだわりがなければこれでできます。

 

僕は銅管の入れ物は庭に落ちてたアルミの器を使いました。また、銅管はありがたいことにエアコンの取り付けをしている知人に譲って頂きました。なのでこの二つは無料で集めることができました。また、コーキングに関しても家にあったものを使ったので今回は購入せずに済みました。

 

ただし、コーキング材は嫁ちゃまがあとで使おうと思っていたらしく、ちょっと怒られました(笑)

 

作り方

 

今回は圧力鍋を使った方法を紹介します。

 

  1. 銅管をばねのようにくるくる巻いていきます。
  2. 銅管の容器に、蒸気の入り口と液体の出口が出るように穴をあけます。
  3. 銅管を容器に入れ、セットしていきます。
  4. 銅管と容器の接地面の隙間をコーキング材で埋めます。(約一日で硬化します)
  5. 圧力鍋の排気弁にある重りを外して、シリコンチューブに差し込みます。
  6. シリコンチューブの反対側を銅管に差し込み、ホースバンドで固定します。

完成です!

細かなことは画像を見てみてください。

 

銅管です。これをぐるぐる巻いていきます。殺虫剤の管とかに巻き付けていくときれいに作れますよ~。

 

銅管を容器に入れて、蒸気が入る場所と液体が出てくる場所に穴をあけて差し込みます。(これがちょっとめんどくさかった)

それから穴の隙間をシリコーンコーキング材で埋めます。余ったので銅管を固定するのに使いました。

 

シリコンチューブを圧力鍋に差し込みます。(この時、反対側は銅管につなげてバンドで固定しておきます。)

 

完成!!!!!!

完成したものを動かした動画を載せておきます。

↓↓↓

 

使い方

 

  1. 中に使う素材を入れる。
  2. 水を入れて蒸す。
  3. 銅管を水で冷やし続ける。

シンプル~!

銅管とチューブはものすごい高温になるので触らないようにしてください。火傷します!

また、銅管は常に高温になっていて冷まし続けなければなりません。なので水を流し続けるか、保冷剤や氷で冷やし続けないと液体にはなりません。

 

 

僕は整えるために剪定したメディカルティートゥリーを入れてみました。

 

蒸留が終わるとこんな感じになります。

 

圧力鍋は普通の鍋のように突然あけるとポーンと蓋が吹っ飛んでいきます。気を付けないと火傷の危険もありますので扱いには十分注意してくださいね。

 

出来上がったフローラルウォーターは精油が含まれ、とてもいい香りなのでルームスプレーやボディミスとにしてもいいですね。

 

ただしハーブや植物を蒸留する場合は、アレルギーや肌につけることがいけないものもありますので必ず専門家に話を聞く・相談してから行うようにしてください。最悪、命の危機につながるものもあります。

 

作るのがめんどくさければ買うこともできる。

 

僕はある程度の工具を持っていたのであまり物を買わずに作ることができました。

例えば金属の容器に穴をあける場合は電動ドライバーを使いましたが、桐とで金属を削れるやすりでもできます。

ただ、これらの道具を蒸留器を作るためだけに用意したりするのはもったいないな~という方は、既製品も販売されていますので購入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

実は僕はこれが欲しかった・・・↓(かっこいいから)

 

まとめ複雑そうに見えて実はシンプルな構造になっています。自分で作ることで蒸気が液体に代わる仕組みがよくわかり、とても面白い経験になりました。

精油を取るにはたくさんのハーブが必要になるので、これからもハーブのお世話とハーブの知識(危険性など)を身につけなければ!と実感しました。

圧力鍋の扱いや蒸留するものに気を付けながらでしたら、これからの季節お子様の夏休みの自由研究で作ってみてはいかがでしょう?

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